ランニングに限らない多くのアクティビティにおいて、上級者の証とはリラックスだという主張。

アクティビティによって求められるリラックスが多少違う可能性もあるが、身体的な脱力、精神的な余裕あたりが共通要素となる。eが付かないスポーツなら身体的な脱力、eが付くならより精神的な余裕の比重が増えたりするのだと思う。さらにeが付かないスポーツの中でも戦術や盤面把握が重要な球技だと身体的と精神的の両方が高レベルで必要になってくる。

ランニング話に入る前に前座としてeが付く領域について。

ありがたいことに最近は様々なゲームのトッププレイヤーによるストリーミング配信が手軽に視聴できる。なんとあのDaigo The BeastもTwitchで配信している。一時期は格ゲーシーンをかなり追っていて、その当時ウメハラという存在は神格化されているような存在だった。ネット対戦でマッチングしようものならその配信には一瞬で見物客が押し寄せてきて、仕上がりはどうだとかオワコンだとか2R目は遊ぶからだの好き勝手なコメントが大量に飛び交う一大コンテンツとなっていた。そんな実力、実績、話題性全てにおいて伝説的な存在が普通に雑談しながらストリーミング配信している。年単位で格ゲーシーンを全く追っていなかったので不意に配信を見つけたときはものすごく驚いた。ありがたすぎて思わずTwitch Primeでサブスクを送っておいた。AmazonPrime会員なら無料サブスクを毎月一回送れるので無駄にせず使っていこう。

何の話題だ。格ゲー(プレイヤー)の話題だけで一生紙面が埋まってしまう。もし少しでも興味が持ったら是非ともプレイヤー情報を色々と探ってみてほしい。自分みたいなにわかには到底語り尽くせないような、生涯の情熱をこの業界に捧げているような本物達によるドラマがいくらでも見つかるはず。

今回はeスポーツの話題だけで終わる予感がしてきた。まぁいいか肝心のランニングについては未来に委ねよう。

eスポーツを例に出して何が言いたかったというと、eスポーツ(あるいは競技性のあるゲーム)のトッププレイヤーというのは常に余裕をもってプレイしているのだろうということ。配信しているようなプレイヤーだと特に分かりやすい。ゲームとは無関係な雑談をしながら、コメントも拾いながら、対戦相手と高度な読み合いをしていたり戦況の情報を見逃さずに盤面理解から戦術を組み立てていたりする。

信じられないかもしれないがMOBAをプレイしながら同時にカードゲームをプレイしているプレイヤーも見たことがある。いやほんと信じられない。最早曲芸レベルのマルチタスクである。さすがにここまでくると特殊技能という表現した方がいいかもしれない。

特殊技能レベルはまた別として、コメントを拾って雑談しながら高レベルなプレイを繰り広げるというのは最近ではそこまで珍しい光景でもない。決してそのレベルまでなら簡単に到達できると言いたいわけではない。しかしながら、そのレベルに至るために、天性の才能なるものはそれほど必要ないのではとも思われる。

偉そうに考察しているが自分はそのレベルに至ったことは今のところない。ゲームをするとどうしても目の前のことに集中してしまい、画面周辺に配置されたゲージや微かに映り込んだ敵影の動きを把握することを苦手に感じている。

最近そこそこやったゲームを例に挙げるならスプラトゥーン2。唐突にモチベーションが涌いて一ヵ月くらい仕事以外の他の諸々を投げ捨ててプレイしていた。モチベーションの源泉はまさしく上で書いたような苦手を克服してみたいというものだった。スプラトゥーン2奮闘記を詳細に書いていくとそれだけでまた紙面がなくなるので省略。

結局奮闘の結果として到達できたのはS+の最底辺。味方運とかでもなく、さらに上を目指すには明らかに自分の腕が足りていないというのを痛感した。その一方で、人数不利の状況で無謀に突っ込んだり、味方のフォローに動いてみたりという、正に今まで苦手としてた周囲への意識配分は少しずつ行えるようになってきた。

で、これを書いている現在はというとスプラトゥーン2はもうほぼやっていない。どうすればより上達できるのか、なぜ諦めてしまったのか。圧倒的にプレイ時間が必要となる、というのがその両方に対する答えである。

目の前の何かだけでなく周辺の何かへも意識を配分できるような余裕を身に着けるためには、目の前の何かに対する行動を洗練し、単純化し、それに割り当てる意識というメモリを減らさなければならない。そしてこれを成し遂げるには、少なくとも凡人には、圧倒的な時間をそのアクティビティに費やすという代償が必要である。たまに大した時間を費やさなくとも成し遂げてしまう人類も存在する。それは既に他の似たアクティビティで大量の代償を払って得た資産を活用できているか、あるいはそのアクティビティに適合した本物の天才かのどちらかだろう。

幸か不幸か凡人の側に属する我々には、時間を費やすことでしか到達できない領域がある。それこそが、上級者の証となるリラックスである。ということでやっと掲題を回収。

スプラトゥーン2でうまくなりたいという意欲は勿論あったが、そこに時間を費やし続けるのは難しいだろうなということで離れてしまった。今一番の優先事項はeが付かないスポーツのランニングなのである。脚の調子がやや微妙で、しかもこれから夏本番でクソ暑い時期ということもあり、思い切って設けた休息期間でゲームに励んでいた。そして一ヵ月も休んでいたら体を動かしたくて我慢できなくなってきた。

ランニングもしたい、プールも行きたい、コードも書きたい、そしてさらに上達目指してゲームにコンスタントに時間を費やしたいとなると、そろそろ仕事か睡眠へのメス入れが必要になってきてしまう。ということで優先順位を付けて今は諦めた。またいつか再熱するかもしれない。本格的に怪我をしたら熱のやり場がなくてきっと再熱するだろう。もしものためにも趣味のレンジは広く持っておこう。

書いてみたら色々と脱線し放題だった。おそらくリラックスというのはそれくらいあらゆるジャンルで重要な要素なのだろうとそれっぽいことを書いて誤魔化しておく。

何事も上達したければ相応の時間が必要だよねと雑にまとめて今回は終わり。