日々Slay the Spire(以下、StS)を登っては突き落とされるアセンダーの皆さんはStSの言語設定を何でプレイしているだろうか?
この記事を読むアセンダーの多くはおそらく日本語版でプレイされていると思われる。
そんなアセンダー各員に英語設定の魅力を是非とも知ってもらいたい。

Slay the Spire Advent Calendar 2021の4日目記事。

日本語設定の混乱

StSはPC版とコンシューマ版で日本語訳が微妙に異なる。微妙どころか一部を除いてかなり異なる。
元々PC版の日本語訳や有志によるものであり、コンシューマ版を発売するにあたりビジネスルートで翻訳を新調したらしい。実はコンシューマ版の発売に合わせてPC版も新翻訳に切り替わったが、既存ユーザーにすごぶる不評で有志翻訳に差し戻されたとかなんとか。このあたりの経緯はリアルタイムで追えていないのでやや正確性に欠ける。

今回はコンシューマ版日本語訳の賛否両論がテーマではないので人の造りしものをふりまいてこの話題は終了にしておく。

英語設定のすすめ

かっこいい。この一言に尽きる。おまけで少し英語の勉強になる
日本語訳が微妙というわけではないが、やはり開発者のイメージが色濃く反映しているだろう英語の各種カード名はひたすらにかっこいいのである。

setting

「でも英語に自信ないし…」というアセンダー各員も安心してほしい。
既にプレイ時間数百時間を超えるのであれば、絵柄と数字と選択肢の位置だけ分かればゲーム進行には何の支障もない。
現にルーニックドームで敵の行動予告が見えなくなってもそこまでの絶望は感じなくなっているのではないだろうか。
それと比べれば文字が読めないことくらい何の問題にもならない。

ただしベータアートの存在には注意。他人の配信などで見慣れないベータアートを使われていると、咄嗟にそれが何のカードなのか見極めるのが難しくなる。
こればかりは今のところベータアートに慣れ親しむしかないかもしれない。

個人的かっこいい英語名ピックアップ

Vulnerable

いきなり変なところからのピックだが、状態異常の「弱体」である。
通常は日本語訳として「脆弱性」が採用されることも多いので状態異常の「脆弱」と間違えやすい。
一方の「脆弱」は「Frail」と表記されるので、戦闘中に間違えて命に関わる前にしっかりと覚えておこう。

IT分野のセキュリティ話題では脆弱性という意味でこの単語を見ることがよくあるかもしれない。そんなときは1.5倍ダメージと即座に結び付けてそのやばさを実感しよう。

Apotheosis

Apotheosis

英語ではなくラテン語なのではという気がしつつ「神格化」をピック。
意味も由来もともかく名前の響きからして既に強い、絶対強い。アポロン的な何かを感じる。

「神格化」は名前の構成から「悪魔化」「死霊化」シリーズと間違えやすいが、英語名だと「Form」が付かないので別物だと分かる。

ちなみに「Form」シリーズは以下のとおりである。「Wraith Form」の発音がやや難しいのでしっかり練習しておこう。

  • 悪魔化: Demon Form
  • 死霊化: Wraith Form
  • 反響化: Echo Form
  • 神格化: Deva Form

Awakend One

カード以外に敵の英語名も見逃せない。日本語版でも「xxもの」シリーズがあるように、英語版でも「xx One」シリーズがある。

そしてそのシリーズ最強の「目覚めしもの」の英語名がこれである。
平易な単語を並べただけなのに神秘的かつ底しれぬ何かを醸し出しているような響きを聞き取ることができる。

余談だが状態異常の「脱力」は「Weak」と表記されるので、脱力された目覚めしものを「Weakened One」と呼ぶEnglishギャグが存在する。これからは目覚めしものを脱力させるたびにこのギャグを思い出してほしい。

Dark Embrace

Dark Embrace

Dardから想像できるように「闇の抱擁」がこれである。
Darkから放たれる永遠の誘惑は勿論のこと、後に続くEnbraceの響きと余韻がただDarkの名を冠しているだけの存在からより高みへとこのカードを引き上げている。

このembraceという単語はあまり見慣れないかもしれないが、実はacceptのフォーマルな表現として使うことができる。つまり今までacceptを使っていた場面をembraceにするだけで日常的に闇の抱擁の一欠片を表現していくことができるのである。アセンダーよ、闇を抱擁せよ。

Offering

Offering

ゲーム中でも屈指の強さを誇り、見た目も禍々しさ抜群の「供物」はなんとofferという身近な単語によって表現されている。

古代の人々にとって供物とは日常的に行われる当たり前の行為だったのだろうか。もはや日本語としても通じるofferという単語に秘められた歴史の重さと深さを垣間見せてくれる至高の一枚である。

もちろんカード効果も非常に強力。まるで日常的な行為であるかのように即ピックしてOfferingすべし。

おわり

StS英語設定の魅力が少しでも伝わっただろうか。
今回紹介したのはほんの一例なので、是非とも自分自身でStS英語設定の魅力をEmbraceしてほしい。それがこの記事からのOfferingである。